週間サマリー
8月24日〜28日は +21pip / +33円。2週連続のプラスだが、トレードはわずか2回。
- トレード数の絞り込みが極端に進んだ。8/3週から 11 → 8 → 6 → 2回。今週は1日1トレード以下で、エントリーしなかった日が3日
- #1 の保有時間は 4時間22分32秒。前週の最長 26分34秒の 約10倍で、8/25 23:56 のエントリーから 8/26 早朝 04:19 まで持ち越している。これまでの型とは完全に別物
- #2 の負けは指標発表との衝突だった。エントリーは 23:00(米東部 10:00)の指標発表の 4分40秒前。発表の瞬間に AUD/USD・EUR/USD・GBP/USD・USD/JPY の4ペアすべてが同時にドル買い方向へ動いており、単一通貨の材料ではないことが確認できる
- 今週のもう一つの発見は逆指値の置き場所。#2 は逆指値を 過去60分安値の 4pip 外側に置き、111pip の追加下落から資金を守った。対する #1 は 過去60分安値の 4pip 内側に置いており、保有中の最安値がそのラインとほぼ同値まで来ている。同じ通貨・同じ買い方向で、置き場所だけが逆だった
- 前週の最優先ルール「OCO を必ず使う」は 2/2 で遵守。前週唯一の違反(#5 の成行決済)は解消
- 一方、EMA20 の傾きとエントリー方向の一致は 0/2。前週の 6/6 から一転して両方とも逆行。#2 は EMA20・EMA200 とも下降の局面での買い
- サンプル数が2しかないため、勝率50%も +21pip も統計的な意味はほとんどない。今週は数字より「1本ごとの中身」で読む週
| 指標 | 今週 | 前週 |
|---|---|---|
| トレード数 | 2回 | 6回 |
| 勝敗 | 1勝 1敗 | 4勝 2敗 |
| 損益 | +21pip / +33円 | +91pip / +93円 |
| 通貨 | AUD/USD のみ | EUR/JPY・EUR/USD・AUD/USD・AUD/JPY |
| ロット | 1Lot 固定 | 1Lot 固定 |
| 最長保有時間 | 4時間22分32秒 | 26分34秒 |
| OCO(事前に注文を置いた) | 2/2(100%) | 5/6 |
| EMA20 と方向の一致 | 0/2 | 6/6 |
直近4週の推移:
| 週 | トレード数 | 損益 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 8/3週 | 11回 | -114pip | 45% |
| 8/10週 | 8回 | -86pip | 25% |
| 8/17週 | 6回 | +91pip | 67% |
| 8/24週 | 2回 | +21pip | 50% |
各トレードは Dukascopy の1分足・10秒足BIDデータで検証している。pip は JFX 表記(AUD/USD は 0.00001 刻み)。1Lot = 1,000通貨で、1pip ≒ 1.6円。
8月25日(火)→ 26日(水)早朝
トレード #1 — AUD/USD 買い 1Lot(23:56)
エントリー: 0.71556 → 決済: 0.71621(+65pip / +103円)指値利確・保有 4時間22分32秒
チャート(左:1分足 / 右:5分足)

※ このスクリーンショットは決済から 3時間16分後(8/26 07:35)の振り返り時に撮影したもの。チャート上の注文枠(上限 0.71621 = 指値、下限 0.71527 前後 = 逆指値)でトレード全体が確認できる。
エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 0.71580(下降、5分で -11pip)/EMA200: 0.71556(上昇、10分で +3pip)
- エントリー価格 0.71556 は EMA200(0.715564)とほぼ同値(0.4pip差)
- 過去10分の値動き: -52pip の下落
- 過去30分の値動き: -6pip
- 過去60分の値動き: 0.71558 → 0.71556(-2pip = 完全な横ばい)
- 過去60分レンジ: 0.71523〜0.71633(110pip)
- 直前5分レンジ: 0.71543〜0.71596(53pip)
- 設定した指値: 0.71621(+65pip の利確目標、IF-OCO1)
- チャートから読める逆指値: 0.71527 前後(エントリーから 29pip、直前5分レンジの 55%)
振り返り:
4時間22分の保有。10秒足で追うと、利益が出たのは最後の19分だけだった。
| 時刻 | 値動き |
|---|---|
| 8/25 23:56:48 | エントリー 0.71556(買い) |
| 23:57:30 | 一度建値を回復 |
| 8/26 00:15:40 | 最安値 0.71524(最大逆行 -32pip) |
| 00:30〜04:00 | 0.71527〜0.71611 で 3時間30分の往復(エントリー価格を挟んで停滞) |
| 04:00〜04:19 | 上昇に転じる |
| 04:19:20 | 高値 0.71624 で指値 0.71621 が約定(+65pip) |
- 保有 4時間22分32秒、最大順行 +68pip、最大逆行 -32pip
- +65pip は最大順行 +68pip の 96%。事前に置いた指値がほぼ天井で刺さっている(すべりなし)
- 決済後10分: 0.71596(決済価格から -25pip)。指値のタイミングは正解
逆指値の位置が今週最大の論点:
- チャートの注文枠から読める逆指値は 0.71527 前後。これは 過去60分安値 0.71523 の 4pip 上 = レンジの「内側」
- 保有中の最安値は 0.71524(Dukascopy BID、00:15:40)。逆指値ラインとほぼ同値
- JFX の配信価格と Dukascopy には数pipの差があるため厳密な判定はできないが、逆指値のすぐ手前まで逆行していたことは確か。数pip の差で生き残った +65pip だった
このトレードから得るべき教訓:
- 結果は成功、プロセスは要検証。EMA20 は下降(前週まで守ってきた「EMA20 の傾きと一致」に違反)、過去60分は -2pip の完全な横ばい(前週ルール3「±20pip 以内は見送り」に違反)
- それでも勝てたのは 「事前に指値と逆指値を置いて、4時間放置できた」から。能動的な判断ではなく、注文を置いた設計が利益を生んでいる
- 一方、逆指値を過去60分安値の内側に置いたのは危うい。3pip 深く下げていれば -29pip で終わっていた。同じ設計でも 置き場所が数pip 違えば +65pip と -29pip が入れ替わる
8月28日(金)
トレード #2 — AUD/USD 買い 1Lot(22:55)
エントリー: 0.71976 → 決済: 0.71932(-44pip / -70円)逆指値損切り・保有 4分37秒
チャート(左:1分足 / 右:5分足)

エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 0.71969(下降)/EMA200: 0.71971(下降)— 買いに対して両方逆行
- エントリー価格 0.71976 は EMA20 の 7pip 上、EMA200 の 5pip 上
- 過去10分の値動き: -1pip
- 過去30分の値動き: -16pip
- 過去60分の値動き: 0.72000 → 0.71976(-24pip)
- 過去60分レンジ: 0.71944〜0.72027(83pip)
- 直前5分レンジ: 0.71944〜0.71971(27pip)
- エントリー 0.71976 は 直前5分高値 0.71971 の 5pip 上 = 5分レンジの上抜け
- 設定した逆指値: 0.71940(エントリーから 36pip、直前5分レンジの 133%)
- エントリー時刻 22:55:20 は、23:00(米東部 10:00)の指標発表の 4分40秒前
振り返り:
+27pip の含み益から、20秒で逆指値まで落ちたトレード。そして その20秒は指標発表の瞬間だった。
| 時刻 | 値動き |
|---|---|
| 22:55:20 | エントリー 0.71976(買い) |
| 22:57:00 | 0.71963 まで下落(-13pip) |
| 22:58:00 | 建値を回復、以降プラス圏 |
| 22:59:30 | 高値 0.72003(最大順行 +27pip) |
| 22:59:40〜22:59:50 | 0.72001 → 0.71912 へ 20秒で 89pip の急落 |
| 22:59:57 | 逆指値 0.71940 が 0.71932 で約定(8pip すべり、-44pip) |
| 23:10 | 0.71821 まで下落継続 |
- 保有 4分37秒、最大順行 +27pip、最大逆行 -64pip
- 決済後10分: 0.71821(決済価格からさらに -111pip、エントリー価格からは -155pip)
- 逆指値がなければ -155pip。実際の損失 -44pip との差は 111pip
この急落が指標発表であることの確認:
同時刻に他の通貨ペアがどう動いたかを Dukascopy で並べると、単一通貨の材料ではなく、ドル全体が動いたことがはっきり分かる(22:59:20 の終値を 0 とした pip 変化):
| 時刻 | AUD/USD | EUR/USD | GBP/USD | USD/JPY |
|---|---|---|---|---|
| 22:59:30 | +1 | 0 | -4 | +1 |
| 22:59:40 | -21 | -14 | -29 | +27 |
| 22:59:50 | -84 | -89 | -153 | +117 |
| 23:00:00 | -82 | -84 | -143 | +149 |
| 23:00:10 | +51 | +77 | +71 | -129 |
- 4ペアすべてが「ドル買い」方向で完全に一致(対ドル通貨は下落、USD/JPY は上昇)。AUD 固有の材料ではありえない動き
- 動き出しは 22:59:40〜22:59:50 の10秒間で、23:00:00(米東部 10:00)の指標発表のタイミングと一致する
- 23:00:10 には全ペアが逆方向へ振れている(AUD/USD +51pip の戻し)。指標直後特有の往復で、この振れ幅の中に逆指値があれば方向に関係なく刈られる
- 具体的にどの指標だったかは MATRIX TRADER の 取引カレンダーで確認できる
逆指値の位置が正しかった:
- 逆指値 0.71940 は 過去60分安値 0.71944 の 4pip 下 = レンジの「外側」。テクニカル的に意味のある水準の外に置けている
- 前週ルール4「逆指値幅は直前5分レンジの 0.5倍」に従っていたら、逆指値は 13pip = 0.71962。これは 過去60分安値 0.71944 より上(レンジの内側) で、ノイズだけで確実に刈られる位置だった
- つまり #2 はルール4に違反したことで、8/10週の失敗(狭すぎる逆指値で方向正解のまま4連続で刈られた)を回避している
このトレードから得るべき教訓:
- 根本原因はエントリーの時刻。指標発表の 4分40秒前に、36pip の逆指値でポジションを持ったこと自体が失敗。発表時の初動は 20秒で 84pip、直後の戻しも 51pip あり、36pip の逆指値はどちらに転んでも触れる幅だった。方向を当てる/外す以前に、勝負が成立していない
- 逆指値の設計は成功。カテゴリC(妥当な損切り)で、111pip の追加下落を回避している。エントリーが間違っていても、損失を -44pip で止めたのは注文設計の成果
- エントリー根拠自体も弱い。EMA20・EMA200 とも下降の中の買いで、直前5分レンジの上抜けに乗ったが、過去60分では -24pip の下落局面。上位の流れに逆らっている
- 前週できるようになった「逆指値の建値への引き上げ」は今週 0回。含み益が +20pip を超えたのは 22:59:10、急落開始が 22:59:40 なので、建値へ上げる猶予は 30秒しかなかった。指標前に持っている限り、引き上げルールでは間に合わない
- つまり #2 に対する正しい対処は「逆指値を上げる」ではなく「指標をまたがない」。前週の反省から作った引き上げルールでは、この負けは防げない
週次考察
【今週のトレード品質分析】
プロセス品質と結果品質を分離:
| # | 結果 | エントリーの質 | 指標 | 逆指値の位置 | 最大順行 / 最大逆行 | 10分保有した場合 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| #1 | +65pip | 弱い(EMA20 逆行・過去60分 -2pip の横ばい) | なし | 60分安値の 4pip 内側(危険) | +68 / -32pip | -25pip | 結果◎ プロセス△ |
| #2 | -44pip | 論外(指標発表 4分40秒前・EMA20/200 とも逆行) | 直撃 | 60分安値の 4pip 外側(正しい) | +27 / -64pip | -111pip | 結果✕ エントリー✕ 逆指値◎(カテゴリC) |
結果ベース: 1勝1敗、+21pip / +33円。 プロセスベース: エントリーの質は 2本とも弱い。特に #2 は 指標発表をまたいだ時点で、方向の当たり外れ以前の問題。勝敗を分けたのは エントリー根拠ではなく、指標に当たったかどうかと、注文の置き方。
【#1 と #2 を分けたのは「指標をまたいだかどうか」】
2本とも エントリー根拠は弱い(どちらも EMA20 の傾きに逆行した買い)。にもかかわらず結果が正反対になった理由は、値動きの性質にある。
同じ検証を #1 にも当てはめると、#1 には指標発表がなかったことが確認できる:
| #1(8/25 23:56 → 8/26 04:19) | #2(8/28 22:55 → 22:59) | |
|---|---|---|
| 全ペア同時のスパイク | なし | あり(22:59:40〜50) |
| 値動きの性質 | 4時間かけた緩やかなドル安ドリフト(決済前の20分で EUR/USD +46pip、GBP/USD +64pip、USD/JPY -69pip) | 20秒で 84〜153pip の同時変動+直後の 51〜77pip の戻し |
| 逆指値(36pip前後)の意味 | 機能する(値動きが逆指値幅より遅い) | 機能しない(初動も戻しも逆指値幅を超える) |
| 結果 | +65pip | -44pip |
- #1 が勝てたのは「何も起きない時間帯」を4時間持ちきったから。3時間30分の停滞は、US午後の閑散時間帯(JST 00:30〜04:00 = 米東部 11:30〜15:00)と一致している
- #2 が負けたのは「20秒で全部決まる時間帯」に、20秒では対応できない道具(逆指値)で臨んだから
- 同じ道具(36pip前後の逆指値)が、局面によって機能したり無意味になったりする。道具の良し悪しではなく、その道具が効く時間帯を選べているかの問題
【今週の核心:逆指値を「レンジの内側」に置くか「外側」に置くか】
今週は同じ通貨・同じ買い方向で、逆指値の置き場所だけが逆という比較ができた。
| #1 | #2 | |
|---|---|---|
| 過去60分安値 | 0.71523 | 0.71944 |
| 設定した逆指値 | 0.71527(安値の 4pip 上=内側) | 0.71940(安値の 4pip 下=外側) |
| 保有中の最安値 | 0.71524(逆指値とほぼ同値) | 0.71912(逆指値を明確に突破) |
| 結果 | +65pip(数pip 差で生存) | -44pip(111pip を回避) |
- #1 は「たまたま刈られなかった」。逆指値のすぐ手前で反転しており、数pip 深ければ -29pip だった
- #2 は「設計どおりに刈られた」。そして刈られた後に 111pip 落ちたので、刈られたことが正解だった
- 「レンジの内側に置く」=運任せ、「レンジの外側に置く」=設計。この差が今週の一番の学び
【前週ルール4は間違って定式化されていた】
前週の最重要課題は 「逆指値幅は直前5分レンジの 0.5倍に近づける」(8/10週の「狭すぎ」と 8/17週の「広すぎ」の中間を狙う)だった。今週の結果:
| # | 直前5分レンジ | ルール4に従った場合の逆指値 | 実際の逆指値 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| #1 | 53pip | 27pip → 0.71529 | 29pip(55%、ルール達成) | 60分安値の内側で危険 |
| #2 | 27pip | 13pip → 0.71962 | 36pip(133%、ルール違反) | 違反したことで正解 |
- #1 はルール4を初めて達成したが、その結果 逆指値は過去60分安値の内側に入り、数pip 差で助かっただけだった
- #2 はルール4に従うと 0.71962。これは 過去60分安値 0.71944 より上で、8/10週にやった失敗(レンジ内のノイズで刈られる)の再現になっていた
- 「直前5分レンジの何倍」という機械的な計算では、置き場所の良し悪しは決まらない。決めるのは その水準がテクニカル的に意味を持つかどうか
- ルール4は 「直前5分レンジの 0.5倍」から「過去60分の高値・安値の外側」へ書き換えるべき
【前週の教訓は活かせたか?】
前週(8/17週)の「来週へのルール」との照合:
| 前週のルール | 今週の実行 |
|---|---|
| 直近10分で +20pip 以上動いた直後はエントリーしない | 2/2 遵守。#1 は -52pip の下落後(押し目買い)、#2 は -1pip |
| 過去60分高値から 30pip 以内では買わない | 2/2 遵守。#1 は高値の 77pip 下、#2 は 51pip 下 |
| 過去60分の値動きが ±20pip 以内は見送り | #1 で違反(-2pip の完全な横ばい)。ただし +65pip で勝った |
| 逆指値幅は直前5分レンジの 0.5倍に近づける | #1 は達成(55%)、#2 は違反(133%)。しかし上記のとおり 達成した #1 が危険、違反した #2 が正解という逆転 |
| OCO を必ず使う | 2/2 遵守。前週 #5 の唯一の違反を解消 |
| 前トレード決済から3分以内の新規エントリー禁止 | 該当なし(#1 と #2 は3日空き) |
| 逆指値を建値超えに引き上げたら追随させる | 引き上げ 0回。#2 の 90秒間が機会だった |
| 1Lot 固定・1日5回上限・1日 -50pip で停止・直前5分レンジ 150pip 超は見送り | 全遵守。1日最大1トレード、最大損失 -44pip、レンジは 53pip と 27pip |
| 偶発的な大勝ちを除いた数字で評価する | 該当なし。#1 の +65pip は事前設定の指値到達で、前週 #6 のような偶発的急変動ではない |
加えて、8/10週から続く「EMA20 の傾きと逆方向のエントリーは禁止」は 0/2 で全滅。前週の 6/6 完全達成からの反動が出ている。
【新しく浮上した課題】
-
経済指標カレンダーを確認していない(今週最大の問題)
- #2 は指標発表の 4分40秒前のエントリー。発表時の初動 84pip・直後の戻し 51pip に対し、逆指値は 36pip
- これは「相場観が外れた」負けではなく、「勝負が成立しない場面に参加した」負け
- MATRIX TRADER には 取引カレンダーのタブが常時表示されており、確認するコストはゼロ。それでも見ていない
- 今週の記録上、初めて明確に「事前に回避できた損失」として特定できた1本
-
エントリーの質が2本とも弱い
- #1: EMA20 下降・過去60分 -2pip の横ばい
- #2: EMA20・EMA200 とも下降の中の買い
- 勝敗を分けたのは注文の置き方と待てたかどうかで、エントリーの根拠ではなかった。前週 6/6 で達成した「EMA との方向一致」が今週は 0/2
-
保有時間が 4時間22分に伸びた(#1)
- 前週の最長 26分34秒の約10倍。8/25 23:56 → 8/26 04:19 の持ち越し
- 10秒足で見ると 3時間30分は何も起きていない。事前に注文を置いて放置する設計だからこそ成立したトレードで、画面を見ていたら途中で決済していた可能性が高い
- これが意図した戦略変更なのか、決済し損ねた結果なのかで評価は変わる。意図したものなら、この型を明示的に定義すべき
-
ルールを「1例」から作ることの危うさ
- 前週ルール3「過去60分 ±20pip 以内は見送り」は 8/17週 #3(past60 +4pip、-46pip の負け)1例から作った
- 今週 #1 は past60 -2pip で +65pip の勝ち。サンプルが2になった時点で 1勝1敗になり、根拠が消えた
- n=1 で作ったルールは n=2 で覆る。ルールは複数例で確認してから固定する
-
サンプル数が足りていない
- 今週は2トレード。勝率50%も +21pip も統計的な意味はほぼない
- 絞り込み自体は正しい方向だが、2回では検証したいルールのどれも確かめられない
【今週できるようになったこと】
- OCO の完全遵守(2/2) — 前週 #5 の成行決済の違反を解消。2本とも事前に注文を置いてからエントリーしている
- 逆指値をテクニカル水準の外側に置く(#2) — 過去60分安値の 4pip 下。8/10週の「狭すぎて方向正解のまま刈られる」失敗の逆をやれた
- トレード数の絞り込み — 11 → 8 → 6 → 2。エントリーしない日が3日あり、8/3週の「1日9トレード」からは別人の水準
- 待てたこと(#1) — 最大逆行 -32pip、3時間30分の停滞を耐えて指値まで運んだ。8/3週なら途中で成行決済していた場面
【来週へのルール】
- エントリー前に必ず取引カレンダーを開く(今週の最優先) — MATRIX TRADER の画面下部に常時表示されている。確認コストはゼロなのに、#2 では見ていなかった
- 重要指標の前後10分はポジションを持たない — #2 は発表 4分40秒前のエントリー。発表の初動 84pip・戻し 51pip に対し、逆指値 36pip では方向に関係なく触れる。持っている場合は発表前に決済する
- 逆指値は「過去60分の高値・安値の外側」に置く(前週ルール4を書き換え) — 「直前5分レンジの 0.5倍」は廃止。#1 は内側に置いて数pip 差で助かっただけ、#2 は外側に置いて 111pip を守った
- その逆指値幅が許容できないなら、エントリーを見送る — 幅を縮めてレンジの内側に入れるのは、8/10週の失敗の再現になる
- EMA20 の傾きと逆方向のエントリーは禁止(0/2 からの立て直し) — 前週 6/6 を達成できたルールなので、実行可能なことは確認済み
- 含み益が +20pip を超えたら逆指値を建値へ上げる — ただし これは指標のない局面でのみ有効。#2 では猶予が 30秒しかなく、このルールでは救えなかった
- 過去60分 ±20pip 以内の見送りルールは保留にする — n=2 で 1勝1敗。サンプルが5例たまるまで判断しない
- 保有4時間級のトレードを「別の型」として定義するか決める — #1 が意図した戦略なら、スキャルピングとは別枠でルールを作る。意図していないなら、エントリー時に想定保有時間を決める
- OCO を必ず使う・1Lot 固定・1日5回上限・1日 -50pip で停止 — 今週すべて遵守。維持する
【今週の最大の教訓】
「#2 の負けは相場観の失敗ではなく、指標発表の4分40秒前に入ったという時間の失敗だった。」
今週の2本は エントリー根拠がどちらも弱い(EMA20 の傾きに逆行した買い)。にもかかわらず結果が正反対になった理由は、局面の選択にある。
- #2 は 23:00(米東部 10:00)の指標発表の 4分40秒前にエントリーしていた。発表の瞬間、AUD/USD・EUR/USD・GBP/USD・USD/JPY の4ペアがすべて同時にドル買い方向へ動いており、AUD 固有の材料ではないことがデータで確認できる
- 発表時の初動は 20秒で 84pip、直後の戻しも 51pip。逆指値 36pip は、上下どちらに振れても触れる幅だった。方向を当てるか外すか以前に、勝負が成立していない
- これは今週の記録上、初めて明確に「事前に回避できた損失」として特定できた1本。取引カレンダーは MATRIX TRADER の画面に常時表示されており、確認コストはゼロ
- 対する #1 には同時スパイクがなく、US午後の閑散時間帯(JST 00:30〜04:00)に 4時間かけた緩やかなドリフトの中で指値に到達した。同じ 36pip 前後の逆指値が、#1 では機能し、#2 では無意味だった
もう一つの発見は逆指値の置き場所。#1 は過去60分安値の 4pip 内側に置き、保有中の最安値がそのラインとほぼ同値(0.71524 vs 0.71527)— 数pip 差で助かっただけで、設計ではなく運。#2 は 4pip 外側に置き、設計どおり刈られて 111pip の追加下落を回避した。そして 前週ルール4「直前5分レンジの 0.5倍」に従っていたら、#2 の逆指値は 0.71962 = 60分安値の内側で、8/10週の失敗をそのまま繰り返していた。幅を計算するのではなく、水準を選ぶ。
来週の最優先は 「エントリー前に取引カレンダーを開く」。相場観を磨く前に、勝負が成立しない時間帯を避けるほうが先にある。#2 が示したのは、正しく刈られることは失敗ではないが、刈られる場所に自分から入っていくのは失敗だということだった。
ただし今週は 2トレードしかない。ここに書いたことはどれも n=2 の観察であって、来週以降のトレードで確かめる必要がある。前週ルール3が n=1 で作られて n=2 で覆ったのが、その良い例になっている。