週間サマリー
7月27日〜31日は +27pip / +27円 の小幅プラス着地。前週(+78pip)から縮小したが、プロセス面では明確な前進があった一週間。
- 前週の最大の反省点だった「含み損中のナンピン」は完全に封印(同一ポジション内の追加建玉ゼロ)
- 一方、新しい失敗パターンとして 「上昇トレンド中の逆張り売り」(#3, #4) と 「早すぎた利確」(#4) が浮上
- #1(-30pip)は逆指値のルール違反(直前5分レンジ幅42pip × 0.5 = 21pipを超えた30pip設定)
- #2 は前週7/23 と並ぶ「トレンド一致の押し目買い」の教科書事例(+26pip、ほぼ狙い通り天井付近で利確)
| 指標 | 今週 | 前週 |
|---|---|---|
| トレード数 | 5回 | 5回 |
| 勝敗 | 4勝 1敗 | 4勝 1敗 |
| 勝率 | 80% | 80% |
| 損益 | +27pip / +27円 | +78pip / +78円 |
| 通貨 | USD/JPY のみ | USD/JPY のみ |
| ナンピン | 0回 ✓ | 4回(プロセス失敗) |
各トレードは Dukascopy の1分足・10秒足BIDデータで検証している。
7月27日(月)
トレード #1 — USD/JPY 買い 1Lot(22:36)
エントリー: 163.728 → 決済: 163.698(-30pip / -30円)逆指値損切り
チャート(左:10秒足 / 右:1分足)

エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 163.699(上昇)/EMA200: 163.644(上昇)
- 過去10分の値動き: +29pip の上昇
- 過去30分の値動き: +26pip の上昇
- 過去60分の値動き: 163.676 → 163.720(+52pip の上昇継続)
- 直前5分レンジ: 163.682〜163.724(42pip)
振り返り:
方向は正しかったが、逆指値が近すぎて刈られた典型例。EMA20・EMA200 両方が上昇、過去60分で +52pip 継続中の局面で 上昇トレンド一致の買い。エントリー価格 163.728 は直前5分レンジの上限 163.724 を1pipだけ超えたブレイク狙い。ここまでは合理的。
問題は逆指値の位置。設定していた 163.698 は エントリーから 30pip 下、直前5分レンジ幅(42pip)の 71% に相当し、前週策定したルール「直前5分レンジ幅の 0.5倍以上を確保」の上限も緩め、0.5〜0.7倍という広い範囲でも「ブレイク前の押し目の安値」を意識して置くべきだった。
- 保有中の最大逆行 -29pip(ほぼ逆指値まで到達)/最大順行 -4pip(一度もプラスにならず)
- 決済後10分の推移: 163.700(もし持ち続けていたら +2pip 相当)。文字通り「刈られた瞬間が底」。
- ブレイク直後にダマシで押されたが、EMA20(163.699)にサポートされて反発。もし逆指値を 163.695(EMA20 下)に置いていれば -33pip 損切りは同じだが、逆指値を EMA20 の直下という「意味のある位置」に置く発想は無かったのが反省点。
トレード #2 — USD/JPY 買い 1Lot(22:55)
エントリー: 163.724 → 決済: 163.750(+26pip / +26円)利確
チャート(左:10秒足 / 右:1分足)

エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 163.709(上昇)/EMA200: 163.656(上昇)
- 過去10分の値動き: +19pip の上昇
- 過去30分の値動き: +36pip の上昇
- 過去60分の値動き: 163.689 → 163.725(+36pip の上昇継続)
- 直前5分レンジ: 163.699〜163.731(32pip)
振り返り:
#1 と同じ 163.724 で買い直し。これは前週7/20 週の #22〜#24 のような「含み損での売り増しナンピン」ではなく、#1 が完全に決済された後の独立エントリー。前週のルール「同方向への追加エントリー(ナンピン)は含み益中のみ許可」は 今回は #1 決済済みのため該当しないが、心理的には「刈られた直後のリベンジ再エントリー」でもある。
ただし、実データは 明らかに買い方向が優位:
- EMA20・EMA200 両方上昇継続(傾き #1 時点より若干弱まったが上向き維持)
- 過去60分 +36pip、直近も +19pip 上昇
- エントリー価格 163.724 = 前回ブレイク失敗した水準の再挑戦、直前5分高値 163.731 の手前
保有中の推移も理想的:
- 保有 3分29秒、最大順行 +35pip、最大逆行 -5pip
- 決済 163.750 は最大順行 +35pip の 74% を取れた優秀な利確ポイント
- 決済後10分の推移: 163.725(もし持ち続けていたら -25pip 相当)。天井を掴んだ理想的な利確。
このトレードから得るべき教訓:
- 同方向へのリエントリー自体は悪ではない。ナンピン(含み損中の追加)とは区別すべき。
- ただし、#1 の逆指値位置が適切だったら、#2 のエントリーは不要だった可能性が高い。「損切り→再エントリー」を続けるより「1回のエントリーで根拠が正しければ振り落とされない位置に逆指値」の方が高効率。
- 実質的に #1 + #2 = -4pip。「損切りを浅く」のつもりが「損切り+再エントリー往復手数料」になっている構造。
7月30日(木)
トレード #3 — USD/JPY 売り 1Lot(00:02)
エントリー: 163.867 → 決済: 163.862(+5pip / +5円)利確
チャート(左:10秒足 / 右:1分足)

エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 163.852(上昇)/EMA200: 163.765(上昇)
- 過去10分の値動き: +35pip の上昇
- 過去30分の値動き: +120pip の上昇
- 過去60分の値動き: 163.732 → 163.867(+135pip の上昇継続)
- 直前5分レンジ: 163.862〜163.888(26pip)
振り返り:
トレンド完全逆行の逆張り売り。EMA20・EMA200 とも上昇、過去30分 +120pip、60分 +135pip という 極めて強い上昇の中での売り。前週策定したルール「上昇トレンド中の売り、下落トレンド中の買いは、明確な反転サイン後のみ」の 明確な違反。
ただし、局所的な条件は「スパイクの一服狙い」としてはギリ通用:
- 直前5分は 163.888 まで急伸した後、163.862 まで 26pip 押している
- エントリー価格 163.867 は 押しの途中(直近スパイク高値から 21pip 下)
保有中の推移:
- 保有 4分33秒、最大順行 +21pip、最大逆行 -3pip
- 決済 163.862(+5pip) = ちょうど直前5分安値。「押しの終点」で利確。
- 決済後10分の推移: 163.844(もし持ち続けていたら +18pip 相当)。もう少し下押しが続いた。
このトレードから得るべき教訓:
- 結果 +5pip はプロセス失敗の偶然成功。EMA両方上昇、過去60分 +135pip の局面で売りに入るのは、たまたま短期の押しに乗れただけ。
- もし押しの下限(163.862)で反発せず突き抜けていたら、上昇トレンド回帰で 数十pip の逆行を食らう可能性が高かった。実際、直後の押し目終了後(この後 22時台)にはさらに上昇して 164円台に達している時間帯もある。
- カテゴリB「方向自体が間違い」に分類。
トレード #4 — USD/JPY 売り 1Lot(21:57)
エントリー: 162.924 → 決済: 162.923(+1pip / +1円)ほぼ建値決済
※ チャートスクリーンショット取り忘れ
エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 162.860(上昇)/EMA200: 162.992(下降)
- 過去10分の値動き: +129pip の急騰
- 過去30分の値動き: +26pip
- 過去60分の値動き: 162.900 → 162.924(+24pip)
- 過去60分レンジ: 162.684〜162.946(262pip の広レンジ)
- 直前5分レンジ: 162.883〜162.951(68pip の広さ)
振り返り:
過去10分で +129pip 急騰した直後のスパイク逆張り売り。EMA20 は上昇だが EMA200 は下降というミックス局面。前週のルール「大きく動いた後の高値/底値掴み禁止」の観点では、この急騰の中の売りはリスクが高い。
保有中の推移:
- 保有 2分37秒、最大順行 +15pip、最大逆行 -34pip
- 最大逆行 -34pip は前週ルール「-24pip 超えたら即撤退」の明確な違反。ただし逆指値ではなく成行での我慢だったため、たまたま反発を待って建値近くで脱出できた。
- 決済後10分の推移: 162.914(もし持ち続けていたら +9pip 相当)、しかしその 23分後 の #5 エントリー時には 162.800 まで 123pip 下落。
このトレードから得るべき教訓:
- -34pip まで含んで我慢し建値決済 = 前週策定した「即撤退ルール」を体で破っている。逆指値を置いていれば -24pip で機械的に撤退できていた。
- 本当は方向は正解だった。実際にこの後 162.800 台まで大きく下落しており、#4 のエントリー方向は間違いではなかった。しかし エントリーのタイミング(急騰直後の高値付近)が悪すぎて -34pip 逆行を食らった。
- 結果 +1pip は「たまたま脱出できた」レベル。もし建値付近で反発が起きていなければ、逆指値なし × 34pip 超の含み損 は前週のナンピン相当の危険パターン。
トレード #5 — USD/JPY 売り 1Lot(22:23:53)
エントリー: 162.800 → 決済: 162.775(+25pip / +25円)利確・保有 6秒
※ チャートスクリーンショット取り忘れ
エントリー時の実データ:
- 1分足 EMA20: 162.862(下降)/EMA200: 162.961(下降)
- 過去10分の値動き: -79pip の下落
- 過去30分の値動き: -120pip の下落
- 過去60分の値動き: 162.884 → 162.800(-84pip)
- 直前5分レンジ: 162.768〜162.890(122pip の激しいレンジ)
振り返り:
保有 6秒の超短期スキャルピング。エントリー・決済ともに #5 開始から6秒以内で完結(Dukascopy の10秒足では in-trade 期間の bar が取れないため max_favor / max_adverse データは欠損)。
局面としてはトレンド完全一致:
- EMA20・EMA200 とも下降、過去30分 -120pip の強い下落継続中
- エントリー価格 162.800 は 直近急落の最中、直前5分安値 162.768 まで残 32pip
- 前週のルール「トレンド方向のエントリー」に 完全準拠
推移:
- 決済後10分の推移: 162.740(もし持ち続けていたら +35pip 相当)、追加で +10pip 取れる相場だったが、6秒で +25pip 抜けたのは十分。
- ただし「6秒で 25pip 落ちる」のはリスクリワード的には順張りとしてかなり優秀な形。
このトレードから得るべき教訓:
- 今週唯一「プロセスも結果も正しい」トレード。強い下落トレンド中に、直前 5分レンジの中で高値側から入る短期売り。
- 6秒という保有時間は極端だが、トレンド方向・エントリー位置・利確判断すべてが妥当。#4 の建値決済で余った売り根拠を、23分後により良い価格で改めて執行したとも言える。
- 短期スキャルとしては再現性が期待できる型:「強トレンド × 直前レンジの逆側からの入り × 即時利確」。
週次考察
【今週のトレード品質分析】
プロセス品質と結果品質を分離して評価:
| # | 結果 | プロセス品質 | 判定 |
|---|---|---|---|
| #1 | -30pip | 良い(トレンド一致)が逆指値位置が甘い | プロセス部分成功・結果失敗 |
| #2 | +26pip | 極めて良い(トレンド一致の押し目買い) | プロセス成功・結果成功 |
| #3 | +5pip | 悪い(強上昇中の逆張り売り) | プロセス失敗・結果偶然成功 |
| #4 | +1pip | 悪い(急騰直後の逆張り+含み損 -34pip 我慢) | プロセス失敗・結果偶然成功 |
| #5 | +25pip | 極めて良い(トレンド完全一致の順張り) | プロセス成功・結果成功 |
結果ベース: 4勝1敗・勝率80%・+27pip、しかし プロセスベース: 2勝1敗2「偶然成功」。#3 と #4 の合計 +6pip は運要素が支配的。
【今週の +27pip の内訳を正確に見る】
- プロセスも結果も正しかったトレード(#2 + #5): +51pip
- プロセス失敗の偶然成功(#3 + #4): +6pip
- プロセス部分成功の結果失敗(#1): -30pip
今週の実質的な利益源は #2 と #5 の 2トレード(合わせて +51pip、週間 pip の 189%)。#3 と #4 が偶然マイナスに転じていた場合、週の損益は容易に -20pip 程度まで悪化した可能性がある。
【前週の教訓は活かせたか?】
前週(7/20週)に策定したルールと今週の実行状況:
| 前週のルール | 今週の実行 |
|---|---|
| 同方向への追加エントリー(ナンピン)は含み益中のみ許可 | 完全遵守 ✓(今週はナンピン0回) |
| 上昇トレンド中の売り、下落トレンド中の買いは明確な反転サイン後のみ | #3, #4 で違反(明確な反転サインなしに逆張り) |
| 1ポジションの含み損が -24pip を超えたら即撤退 | #1 で違反(逆指値 -30pip 設定)、#4 で違反(-34pip 我慢) |
| 逆指値は直前5分レンジ幅の 0.5倍以上を確保 | #1 で違反(0.71倍) |
| トレンド逆方向エントリー禁止 | #3 で違反(EMA両方上昇の中の売り) |
ナンピン封印は達成(最大の反省点だった前週の主犯パターンを完全排除)。しかし、逆指値の位置設定 と トレンド逆行の抑制 は前週から改善していない。
【新しく浮上した課題】
前週にはあまり顕在化しなかったが、今週明確になった問題:
-
「急騰・急落直後の逆張りスパイクフェード」の癖(#3, #4)
- 短期の押し/戻り目を狙うつもりが、実質的にはトレンドと逆方向のエントリーになっている
- 結果 +5pip や +1pip で脱出できたのは運。逆指値を置いていなければ #4 は -34pip の実損だった可能性
-
「損切り→再エントリー」の往復(#1→#2)
- +26pip で回収したが、実質は「-30pip + 26pip = -4pip」の往復。
- 逆指値を EMA20 直下や直前レンジの下限に置いていれば、-15pip 程度で耐えて #2 の上昇に自然に乗れた可能性が高い
-
建値決済で見送った大相場(#4)
- #4 決済(162.923)から 23分後には 162.800 まで 123pip 下落。#5 で改めて拾えたから良かったものの、方向が正しいと判断したポジションを含み損の恐怖で建値決済してしまうパターンが確認された
【来週へのルール】
前週のルールを維持しつつ、今週の反省を踏まえて追加:
- 逆指値は「意味のある水準の外」に置く(新規) — 数値ルール(直前5分レンジ幅 × 0.5〜0.7 の範囲)に加えて、EMA20 の直下や 直前5分安値の下など、テクニカル的な意味のある位置に置く。単純な「何pip」で決めない
- 「急騰・急落直後の逆張り」は明確な反転パターン後のみ(強化) — 直前5分に +50pip 以上動いた直後の逆張りは、直近3本の10秒足陰陽線パターンで反転サイン確認を必須にする
- 含み損 -24pip での機械的撤退(前週ルールを再確認) — #4 のように成行で耐えるのは禁止。エントリーと同時に逆指値必須
- 「損切りされる想定位置」から逆算してエントリー価格を決める(新規) — 「ここでロスカ、ここで利確」を先に決めてからエントリーする。#1 のように「ブレイクだから買い、逆指値は適当に -30pip」ではなく、「逆指値をここに置きたい → エントリーはここまで待つ」の順序に切り替える
【今週の最大の教訓】
「ナンピンを封印する」という大きな改善は達成できた一方、逆指値の位置設定という基礎技術が抜け落ちている。前週の -330pip → +78pip → +27pip という数字の推移だけを見ると順調な安定化に見えるが、内訳を見ると:
- 前週:ナンピンで運任せの回収
- 今週:#2, #5 の2トレードで利益を作り、#3, #4 の逆張りが偶然プラスという構造
本当に安定した週次プラスを継続するには、「プロセス的に正しいトレードだけを積み上げる」 ことが必要。今週のように「プロセス失敗が偶然プラスで回収」が続くと、失敗パターンが「勝てた記憶」として強化され、いずれ大きな逆行で -50pip 級の損失につながる。
来週は、「エントリー前に逆指値の位置を先に決める」 ことを最優先課題とする。